記念切手の連刷パターン
２００９．1０．１１
日本における最初の連刷切手は、第２回国体記念の４種連刷。その後長い間、連刷といえば国体記念という時代が続きました。しかし1970年代のあたりから、さまざまなタイプの連刷切手が発行されるようになり、近年では「連刷でない記念切手」の方が少ないという状況に陥っています。パターンも多様化し、そのパターンが以前にあったものかどうかもわからないほどです。一体この連刷パターンにはどんなものがあるのか、ここらで整理してみると面白そうです。その際、特にその周期構造に注目すると整理が進みます。
ここでは20世紀シリーズのように配列自体が変則的なシートは除外し、矩形のブロックの四周に耳紙がついた、通常の形態のシートのみをとりあげます。中央にガッターをはさんで２シートを並べたようなものは、それぞれのシートの内部でのパターンを対象とします。
2009年9月までに発行された連刷切手の分類表を、下に掲げておきましょう。すべてを尽くしているかどうかは自信ありませんが、まあこんなところだと思います。なお周期構造を表すＰ２×１のような記号の意味については、こちら（周期的パターンの呼称についての提案）をご覧ください。
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単純周期型 |
基本単位内に同種切手が１枚だけ含まれる |
２種連刷 |
Ｐ２×１ |
紅白梅図、趣味週間75～89年、他 |
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２種連刷 |
Ｐ１×２ |
文通週間96年～99年 |
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４種連刷 |
Ｐ２×２ |
４回国体 |
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４種連刷 |
Ｐ４×１ |
動物園100年、心のふるさと飛騨、他 |
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５種連刷 |
Ｐ５×１ |
馬と文化１集、北の動物Ⅱ、他 |
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５種連刷 |
Ｐ１×５ |
東京の新名所、江戸開府シリーズ、他 |
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２種連刷 |
Ｃ２×２ |
６回国体、政府印刷、SLシリーズ、他 |
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４種連刷 |
Ｃ２×４ |
２回国体、81年国際切手展 |
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４種連刷 |
Ｃ４×２ |
３回国体、瀬戸大橋、他 |
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４種連刷 |
＊ |
変則市松模様型 |
ふみの日05年50円 |
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６種連刷 |
Ｐ２×３ |
子供図書館 |
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10種連刷 |
P２×５ |
しまなみ海道、九州の花と風景 |
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変則周期型 |
基本単位内に同種切手が２枚以上含まれる |
２種連刷 |
P４×１ |
北の島に咲く花、北の風景、他 |
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２種連刷 |
P１×４ |
北の大地 |
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３種連刷 |
P２×２ |
プロ野球50年 |
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３種連刷 |
P１×５ |
変則横縞型その１ |
関空開港 |
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変則横縞型その２ |
ふみの日98年80円 |
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３種連刷 |
P２×３ |
隅田川花火 |
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４種連刷 |
Ｐ２×４ |
変則市松模様型 |
切手の歩み５集 |
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５種連刷 |
P４×２ |
丸岡城 |
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非周期型 |
単純集合シート（同種切手が１種だけ含まれる） |
10種連刷 |
長野五輪、他多数 |
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20種連刷 |
四国八十八ヶ所、 |
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47種連刷 |
都道府県の花47種連刷 |
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変則集合シート（同種切手が２種以上含まれる） |
４種連刷８面 |
年賀切手50年 |
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６種連刷20面 |
東北の桜、近畿の花 |
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７種連刷10面 |
科学技術とアニメＢシート |
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４種連刷10面 |
変則市松模様型 |
第63回国体 |
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